積読(つんどく)とは、買ったまま、あるいは借りたまま読んでいない本のことです。「積んでおく」と「読」を掛けた言葉だと言われており、近年では tsundoku として海外でも通じる語になりました。
ここで確認しておきたいのは、積読は失敗ではないということです。読む前提で手に入れた本が手元にある状態は、これから読む本の在庫がある状態でもあります。問題があるとすれば、その在庫が何冊で、何ページ分で、いくら分あるのかを、持ち主自身が把握していないことのほうです。
積んだままの本は、増えているのではなく「見えなくなっている」だけかもしれません。本棚の奥、机の脇、電子書籍の購入履歴。散らばった状態では総量がわからず、わからないものは実際より重く感じられます。このページでは、積んだままの本を数え、記録に変え、少しずつ崩していく方法をまとめました。
積読(つんどく)とは、買ったまま、あるいは借りたまま読んでいない本のことです。「積んでおく」と「読」を掛けた言葉だと言われており、近年では tsundoku として海外でも通じる語になりました。
ここで確認しておきたいのは、積読は失敗ではないということです。読む前提で手に入れた本が手元にある状態は、これから読む本の在庫がある状態でもあります。問題があるとすれば、その在庫が何冊で、何ページ分で、いくら分あるのかを、持ち主自身が把握していないことのほうです。
積読が増える仕組みは単純で、本を手に入れる速度が読む速度を上回っているだけです。ただしその差は、いくつかの要因で開きやすくなります。
最後の一点が効いています。数えていない限り、積読は「たくさん」という漠然とした量のままです。漠然とした量は減った実感を生みません。10冊読んでも「たくさん」のままなら、崩している手応えが得られない。
積んだ本に対する後ろめたさは、冊数そのものより「把握していない」という感覚から来ています。家計でも同じことが起きます。残高を見ていない口座はいつも不安で、明細を開いた瞬間に不安の大きさが確定する。確定した数字は、たとえ想定より大きくても、漠然とした不安より扱いやすいものです。
積読も同じで、数え上げることが最初の対策になります。50冊あると分かれば、それは「たくさん」ではなく50という有限の数になり、月に4冊読めば1年で崩れる、という計算ができるようになります。
数えるといっても、一度に全部を棚卸しする必要はありません。目についたものから1冊ずつ登録していけば十分です。DOKUCHO では、読書の状態として次の6つを用意しています。1冊につき1行を持ち、状態を書き換えていく方式です。
買った日や借りた日で「積読」として登録しておき、読み始めたら「読中」、読み終えたら「読了」へ更新します。行が増えるのではなく、同じ行の状態が変わっていく。だから積読を登録しても記録が水増しされることはありません。
登録は ISBN のバーコードをカメラで読み取るだけで、書名・著者・ページ数・価格が自動で入ります。ISBN がない本や古い本は手入力でも登録できます。
数え終えたら、崩し方の問題になります。効果があるのは、意志の力に頼らない仕組みのほうです。
4つ目は特に効きます。積読が減らない原因の一つは、読み進められない本が居座り続けることだからです。中断は失敗の記録ではなく、判断の記録です。
積読の管理を専用のリストで行うと、読み終えた本との連続性が切れてしまいます。DOKUCHO が銀行の通帳のかたちを採っているのは、この連続性のためです。手に入れた日に1行が立ち、読み終えた日に同じ行の状態が変わり、ページ数や金額が残高として積み上がっていく。積んだ本も読んだ本も、同じ台帳の上にあります。
残高の計算方法は3種類から選べます。
口座は目的別に分けられます。「積読の在庫」と「今年読んだ本」を別々の口座にしてもいいですし、ジャンルごとに分けても構いません。設定は口座単位なので、片方をページ数、もう片方を金額にすることもできます。
積読を金額で数えると、見え方が変わります。5万円分の未読書は、5万円を無駄にした記録ではなく、5万円分の読む権利が手元にある状態です。在庫は負債ではありません。
読み終えるたびに残高が増え、その残高を自分で決めたルールで使う。この往復があると、積読は「片づけるべきもの」から「使っていくもの」に変わります。読書は義務ではないので、後ろめたさを動機にしても長続きしません。数字が増えていく手応えのほうが、ずっと強い。
積読を、数えるところから
口座の開設は無料です。まずは目についた1冊を「積読」として登録してみてください。1冊1行、状態を書き換えていくだけで台帳が育ちます。
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